かるたちゃんねる『百人一首・意味・覚え方』

百人一首の各歌の意味、覚え方をまとめています。競技かるたに興味がある人必見。

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2015-03-07から1日間の記事一覧

『山川に 風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ 紅葉なりけり』意味

歌番号:032 歌の作者:春道列樹 歌の原文・読み 【原文】 山川に 風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ 紅葉なりけり 【読み】 やまがわに かぜのかけたる しがらみは ながれもあえぬ もみじなりけり 歌の意味・現代語訳 山の中を流れる川に風が掛けた美し…

『朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに 吉野の里に 降れる白雪』意味

歌番号:031 歌の作者:坂上是則 歌の原文・読み 【原文】 朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに 吉野の里に 降れる白雪 【読み】 あさぼらけ ありあけのつきと みるまでに よしののさとに ふれるしらゆき 歌の意味・現代語訳 夜明けに外を見てみると、有明の月が…

『有明の つれなく見えし 別れより 暁ばかり 憂きものはなし』意味

歌番号:030 歌の作者:壬生忠岑 歌の原文・読み 【原文】 有明の つれなく見えし 別れより 暁ばかり 憂きものはなし 【読み】 ありあけの つれなくみえし わかれより あかつきばかり うきものはなし 歌の意味・現代語訳 あなたと別れたあの時も有明の月が見…

『心あてに 折らばや折らむ 初霜の 置きまどはせる 白菊の花』意味

歌番号:029 歌の作者:凡河内躬恒 歌の原文・読み 【原文】 心あてに 折らばや折らむ 初霜の 置きまどはせる 白菊の花 【読み】 こころあてに おらばやおらむ はつしもの おきまどわせる きらぎくのはな 歌の意味・現代語訳 適当に折ろうとすれば折れるのだ…

『山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば』意味

歌番号:028 歌の作者:源宗于朝臣 歌の原文・読み 【原文】 山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば 【読み】 やまざとは ふゆぞさびしき まさりける ひとめもくさも かれぬとおもえば 歌の意味・現代語訳 山里はただでさえ寂しいところ…

『みかの原 わきて流るる いづみ川 いつ見きとてか 恋しかるらむ』意味

歌番号:027 歌の作者:中納言兼助 歌の原文・読み 【原文】 みかの原 わきて流るる いづみ川 いつ見きとてか 恋しかるらむ 【読み】 みかのはら わきてながるる いずみがわ いつみきとてか こいしるらん 歌の意味・現代語訳 みかの原を流れるいずみ川よ。 …

『小倉山 峰の紅葉ば 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ』意味

歌番号:026 歌の作者:貞信公 歌の原文・読み 【原文】 小倉山 峰の紅葉ば 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ 【読み】 おぐらやま みねのもみじば こころあらば いまひとたびの みゆきまたなん 歌の意味・現代語訳 小倉山の紅葉よ、もしお前に心がある…

『名にし負はば 逢坂山の さねかづら 人に知られで くるよしもがな』意味

歌番号:025 歌の作者:三条右大臣 歌の原文・読み 【原文】 名にし負はば 逢坂山の さねかづら 人に知られで くるよしもがな 【読み】 なにしおはば おおさかやまの さねかずら ひとにしられで くるよしもがな 歌の意味・現代語訳 逢うと言う文字を持つ逢坂…

『このたびは ぬさもとりあへず 手向山 紅葉のにしき 神のまにまに』意味

歌番号:024 歌の作者:菅家 歌の原文・読み 【原文】 このたびは ぬさもとりあへず 手向山 紅葉のにしき 神のまにまに 【読み】 このたびは ぬさもとりあえず たむけやま もみじのにしき かみのまにまに 歌の意味・現代語訳 今回の旅では神へ捧げるぬさを用…

『月見れば ちぢに物こそ 悲しけれ わが身ひとつの 秋にはあらねど』意味

編集 歌番号:023 歌の作者:大江千里 歌の原文・読み 【原文】 月見れば ちぢに物こそ 悲しけれ わが身ひとつの 秋にはあらねど 【読み】 つきみれば ちぢにものこそ かなしけれ わがみひとつの あきにはあらねど 歌の意味・現代語訳 月を見上げると様々な…

『吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を あらしといふらむ』意味

歌番号:022 歌の作者:文屋康秀 歌の原文・読み 【原文】 吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を あらしといふらむ 【読み】 ふくからに あきのくさきの しおるれば むべやまかぜを あらしというらん 歌の意味・現代語訳 風がふくやいなやたちまち草…

『今来むと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな』意味

歌番号:021 歌の作者:素性法師 歌の原文・読み 【原文】 今来むと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな 【読み】 いまこんと いいしばかりに ながつきの ありあけのつきを まちいでつるかな 歌の意味・現代語訳 今すぐ行くと言うあなたの言…

『わびぬれば 今はた同じ 難波なる 身をつくしても 逢はむとぞ思ふ』意味

歌番号:020 歌の作者:元良親王 歌の原文・読み 【原文】 わびぬれば 今はた同じ 難波なる 身をつくしても 逢はむとぞ思ふ 【読み】 わびぬれば いまはたおなじ なにわなる みをつくしても あわむとぞおもう 歌の意味・現代語訳 あなたに会う事も出来ず、こ…

『難波潟 短かき蘆の 節の間も 逢はでこの世を 過ぐしてよとや』意味

歌番号:019 歌の作者:伊勢 歌の原文・読み 【原文】 難波潟 短かき蘆の 節の間も 逢はでこの世を 過ぐしてよとや 【読み】 なにわがた みじかきあしの ふしのまも あわでこのよを すぐしてよとや 歌の意味・現代語訳 難波潟にに生える短い蘆と蘆との間隔の…

『住の江の 岸に寄る波 よるさへや 夢のかよひ路 人目よくらむ』意味

歌番号:018 歌の作者:藤原敏行朝臣 歌の原文・読み 【原文】 住の江の 岸に寄る波 よるさへや 夢のかよひ路 人目よくらむ 【読み】 すみのえの きしによるなみ よるさえや ゆめのかよいじ ひとめよくらむ 歌の意味・現代語訳 住之江の岸に何度も打ち寄せる…

『ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは』意味

歌番号:017 歌の作者:在原業平朝臣 歌の原文・読み 【原文】 ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは 【読み】 ちはやぶる かみよもきかず たつたがわ からくれないに みずくくるとは 歌の意味・現代語訳 紅葉の名所の竜田川が流れる…

『立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる まつとし聞かば 今帰り来む』意味

歌番号:016 歌の作者:中納言行平 歌の原文・読み 【原文】 立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる まつとし聞かば 今帰り来む 【読み】 たちわかれ いなばのやまの みねにおうる まつとしきかば いまかえりこん 歌の意味・現代語訳 あなたと別れ因幡の国にいっ…

『君がため 春の野にいでて 若菜摘む わが衣手に 雪は降りつつ』意味

歌番号:015 歌の作者:光孝天皇 歌の原文・読み 【原文】 君がため 春の野にいでて 若菜摘む わが衣手に 雪は降りつつ 【読み】 きみがため はるののにいでて わかなつむ わがころもでに ゆきはふりつつ 歌の意味・現代語訳 あなたに差し上げるために野にで…

『陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れそめにし 我ならなくに』意味

歌番号:014 歌の作者:河原左大臣 歌の原文・読み 【原文】 陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れそめにし 我ならなくに 【読み】 みちのくの しのぶもちずり たれゆえに みだれそめにし われならなくに 歌の意味・現代語訳 陸奥の信夫と言うところで作られ…

『筑波嶺の みねより落つる みなの川 恋ぞつもりて 淵となりぬる』意味

歌番号:013 歌の作者:陽成院 歌の原文・読み 【原文】 筑波嶺の みねより落つる みなの川 恋ぞつもりて 淵となりぬる 【読み】 つくばねの みねよりおつる みなのかわ こいぞつもりて ふちとなりぬる 歌の意味・現代語訳 筑波山から流れおちるみなの川も、…

『天つ風 雲のかよひ路 吹きとぢよ 乙女の姿 しばしとどめむ』意味

歌番号:012 歌の作者:僧正遍昭 歌の原文・読み 【原文】 天つ風 雲のかよひ路 吹きとぢよ 乙女の姿 しばしとどめむ 【読み】 あまつかぜ くものかよいじ ふきとじよ おとめのすがた しばしとどめん 歌の意味・現代語訳 空を吹く風よ、天女が帰る雲の道を閉…

『わたの原 八十島かけて 漕き出でぬと 人には告げよ あまのつりぶね』意味

歌番号:011 歌の作者:参議篁 歌の原文・読み 【原文】 わたの原 八十島かけて 漕き出でぬと 人には告げよ あまのつりぶね 【読み】 わたのはら やそしまかけて こぎいでぬと ひとにはつげよ あまのつりぶね 歌の意味・現代語訳 そこにいる釣り船に乗った漁…

『これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも あふ坂の関』意味

歌番号:010 歌の作者:蝉丸 歌の原文・読み 【原文】 これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも あふ坂の関 【読み】 これやこの ゆくもかえるも わかれては しるもしらぬも おおさかのせき 歌の意味・現代語訳 ここはあの有名な京から東の国へいく…

『花の色は 移りにけりな いたづらに 我身世にふる ながめせしまに』意味

歌番号:009 歌の作者:小野小町 歌の原文・読み 【原文】 花の色は 移りにけりな いたづらに 我身世にふる ながめせしまに 【読み】 はなのいろは うつりにけりな いたずらに わがみよにふる ながめせしまに 歌の意味・現代語訳 花の色も、私の美しさも無駄…

『わが庵は 都のたつみ しかぞすむ 世をうぢ山と 人はいふなり』意味

歌番号:008 歌の作者:喜撰法師 歌の原文・読み 【原文】 わが庵は 都のたつみ しかぞすむ 世をうぢ山と 人はいふなり 【読み】 わがいほは みやこのたつみ しかぞすむ よをうじやまと ひとはいうなり 歌の意味・現代語訳 私の草庵は都から離れた東南の方に…

『天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも』意味

歌番号:007 歌の作者:阿倍仲麻呂 歌の原文・読み 【原文】 天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも 【読み】 あまのはら ふりさけみれば かすがなる みかさのやまに いでしつきかも 歌の意味・現代語訳 大空を見上げてみれば月がとても美…

『鵲の 渡せる橋に 置く霜の 白きを見れば 夜ぞふけにける』意味

歌番号:006 歌の作者:中納言家持 歌の原文・読み 【原文】 鵲の 渡せる橋に 置く霜の 白きを見れば 夜ぞふけにける 【読み】 かささぎの わたせるはしに おくしもの しろきをみれば よぞふけにける 歌の意味・現代語訳 かささぎが渡したと言う天上の橋の様…

『奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の 声聞くときぞ 秋は悲しき』意味

歌番号:005 歌の作者:猿丸大夫 歌の原文・読み 【原文】 奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の 声聞くときぞ 秋は悲しき 【読み】 おくやまに もみじふみわけ なくしかの こえきくときぞ あきはかなしき 歌の意味・現代語訳 人気もない山の奥の方で、地面に落ちた…

『田子の浦に うち出でてみれば 白妙の 富士のたかねに 雪は降りつつ』意味

歌番号:004 歌の作者:山部赤人 歌の原文・読み 【原文】 田子の浦に うち出でてみれば 白妙の 富士のたかねに 雪は降りつつ 【読み】 たごのうらに うちいでてみれば しろたえの ふじのたかねに ゆきはふりつつ 歌の意味・現代語訳 田子の浦の海岸に出てみ…

『あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む』意味

歌番号:003 歌の作者:柿本人麻呂 歌の原文・読み 【原文】 あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む 【読み】 あしびきの やまどりのおの しだりおの ながながしよを ひとりかもねむ 歌の意味・現代語訳 夜になると、離ればなれに…

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