かるたちゃんねる『百人一首・意味・覚え方』

百人一首の各歌の意味、覚え方をまとめています。競技かるたに興味がある人必見。

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2015-03-10から1日間の記事一覧

『難波江の 蘆のかりねの ひとよゆゑ みをつくしてや 恋ひわたるべき』意味

歌番号:088 歌の作者:皇嘉門院別当 歌の原文・読み 【原文】 難波江の 蘆のかりねの ひとよゆゑ みをつくしてや 恋ひわたるべき 【読み】 なにわえの あしのかりねの ひとよゆえ みをつくしてや こいわたるべき 歌の意味・現代語訳 難波の入り江に生える刈…

『村雨の 露もまだひぬ 槇の葉に 霧たちのぼる 秋の夕ぐれ』意味

歌番号:087 歌の作者:寂蓮法師 歌の原文・読み 【原文】 村雨の 露もまだひぬ 槇の葉に 霧たちのぼる 秋の夕ぐれ 【読み】 むらさめの つゆもまだいぬ まきのはに きりたちのぼる あきのゆうぐれ 歌の意味・現代語訳 にわか雨の露がまだ乾ききらないうちに…

『嘆けとて 月やは物を 思はする かこち顔なる わが涙かな』意味

歌番号:086 歌の作者:西行法師 歌の原文・読み 【原文】 嘆けとて 月やは物を 思はする かこち顔なる わが涙かな 【読み】 なげてとて つきやわものを おもはする かこちがおなる わがなみだかな 歌の意味・現代語訳 嘆きなさいと月は私に物思いをさせるの…

『夜もすがら 物思ふころは 明けやらで 閨のひまさへ つれなかりけり』意味

歌番号:085 歌の作者:俊恵法師 歌の原文・読み 【原文】 夜もすがら 物思ふころは 明けやらで 閨のひまさへ つれなかりけり 【読み】 よもすがら ものおもうころは あけやらで ねやのひまさえ つれなかりけり 歌の意味・現代語訳 一晩中つれないあなたの事…

『長らへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき』意味

歌番号:084 歌の作者:藤原清輔朝臣 歌の原文・読み 【原文】 長らへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき 【読み】 ながらえば またこのごろや しのばれん うしとみしよぞ いまはこいしき 歌の意味・現代語訳 この先、生きながらえるの…

『世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる』意味

歌番号:083 歌の作者:皇太后宮大夫俊成 歌の原文・読み 【原文】 世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる 【読み】 よのなかよ みちこそなけれ おもいいる やまのおくにも しかぞなくなる 歌の意味・現代語訳 世の中には辛い事から逃げる…

『思ひわび さても命は あるものを 憂きに堪へぬは 涙なりけり』意味

歌番号:082 歌の作者:道因法師 歌の原文・読み 【原文】 思ひわび さても命は あるものを 憂きに堪へぬは 涙なりけり 【読み】 おもいわび さてもいのちは あるものを うきにたえぬは なみだなりけり 歌の意味・現代語訳 あなたのつれなさに耐え忍び、これ…

『ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば ただ有明の 月ぞ残れる』意味

歌番号:081 歌の作者:後徳大左大臣 歌の原文・読み 【原文】 ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば ただ有明の 月ぞ残れる 【読み】 ほととぎす なきつるほうを ながむれば ただありあけの つきぞのこれる 歌の意味・現代語訳 ホトトギスの鳴き声が聞こえた…

『長からむ 心も知らず 黒髪の 乱れて今朝は 物をこそ思へ』意味

歌番号:080 歌の作者:待賢門院堀河 歌の原文・読み 【原文】 長からむ 心も知らず 黒髪の 乱れて今朝は 物をこそ思へ 【読み】 ながからん こころもしらず くろかみの みだれてけさは ものをこそおもえ 歌の意味・現代語訳 あなたの心が末永く変わらないと…

『秋風に たなびく雲の 絶え間より もれ出づる月の 影のさやけさ』意味

歌番号:079 歌の作者:左京大夫顕輔 歌の原文・読み 【原文】 秋風に たなびく雲の 絶え間より もれ出づる月の 影のさやけさ 【読み】 あきかぜに たなびくくもの たえまより もれいずるつきの かげのさやけさ 歌の意味・現代語訳 秋風に吹かれてたなびいて…

『淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に 幾夜寝覚めぬ 須磨の関守』意味

歌番号:078 歌の作者:源兼昌 歌の原文・読み 【原文】 淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に 幾夜寝覚めぬ 須磨の関守 【読み】 あわじしま かようちどりの なくこえに いくよねざめぬ すまのせきもり 歌の意味・現代語訳 淡路島を行き来する千鳥の鳴き声を聞き、…

『瀬を早み 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ』意味

歌番号:077 歌の作者:崇徳院 歌の原文・読み 【原文】 瀬を早み 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ 【読み】 せをはやみ いわにせかるる たきがわの われてもすえに あわんとぞおもう 歌の意味・現代語訳 川の流れが岩に邪魔をされて二つに…

『わたの原 漕ぎ出でて見れば ひさかたの 雲居にまがふ 沖つ白波』意味

歌番号:076 歌の作者:法性寺入道前関白太政大臣 歌の原文・読み 【原文】 わたの原 漕ぎ出でて見れば ひさかたの 雲居にまがふ 沖つ白波 【読み】 わたのはら こぎいでてみれば ひさかたの くもいにまごう おきつにしらなみ 歌の意味・現代語訳 遥かに広が…

『契りおきし させもが露を 命にて あはれ今年の 秋もいぬめり』意味

歌番号:075 歌の作者:藤原基俊 歌の原文・読み 【原文】 契りおきし させもが露を 命にて あはれ今年の 秋もいぬめり 【読み】 ちぎりおきし させもがつゆを いのちにて あわれことしの あきもいぬめり 歌の意味・現代語訳 あなたが約束してくれた、させも…

『憂かりける 人を初瀬の 山おろしよ はげしかれとは 祈らぬものを』意味

歌番号:074 歌の作者:源俊頼朝臣 歌の原文・読み 【原文】 憂かりける 人を初瀬の 山おろしよ はげしかれとは 祈らぬものを 【読み】 うかりける ひとをはつせの やまおろしよ はげしかれとは いのらぬものを 歌の意味・現代語訳 つれない彼を私に振り向か…

『高砂の 尾上の桜 咲きにけり 外山の霞 立たずもあらなむ』意味

歌番号:073 歌の作者:前中納言匡房 歌の原文・読み 【原文】 高砂の 尾上の桜 咲きにけり 外山の霞 立たずもあらなむ 【読み】 たかさごの おのえのさくら さきにけり とやまのかすみ たたずもあらなん 歌の意味・現代語訳 あるか彼方に見えるあの山の峰に…

『音に聞く 高師の浜の あだ波は かけじや袖の ぬれもこそすれ』意味

歌番号:072 歌の作者:祐子内親王家紀伊 歌の原文・読み 【原文】 音に聞く 高師の浜の あだ波は かけじや袖の ぬれもこそすれ 【読み】 おとにきく たかしのはまの あだなみは かけじやそでの ぬれもこそすれ 歌の意味・現代語訳 噂に名高い高師の浜の寄せ…

『夕されば 門田の稲葉 おとづれて 蘆のまろやに 秋風ぞ吹く』意味

歌番号:071 歌の作者:大納言経信 歌の原文・読み 【原文】 夕されば 門田の稲葉 おとづれて 蘆のまろやに 秋風ぞ吹く 【読み】 ゆうされば かどたのいなば おとずれた あしのまろやに あきかぜぞふく 歌の意味・現代語訳 夕方になると、家の門の前にある田…

『さびしさに 宿を立ち出でて ながむれば いづくも同じ 秋の夕暮』意味

歌番号:070 歌の作者: 良暹法師 歌の原文・読み 【原文】 さびしさに 宿を立ち出でて ながむれば いづくも同じ 秋の夕暮 【読み】 さびしさに やどをたちいでて ながむれば いずこもおなじ あきのゆうぐれ 歌の意味・現代語訳 あまりの寂しさに身を置く庵…

『嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は 竜田の川の 錦なりけり』意味

歌番号:069 歌の作者:能因法師 歌の原文・読み 【原文】 嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は 竜田の川の 錦なりけり 【読み】 あらしふく みむろのやまの もみじばは たつたのかわの にしきなりけり 歌の意味・現代語訳 嵐が吹き散らした三室の山の紅葉の葉が散…

『心にも あらでうき世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな』意味

歌番号:068 歌の作者:三条院 歌の原文・読み 【原文】 心にも あらでうき世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな 【読み】 こころにも あらでうきよに ながらえば こいしかるべき よわのつきかな 歌の意味・現代語訳 生き辛い浮き世を長く生きながらえ…

『春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなく立たむ 名こそをしけれ』意味

歌番号:067 歌の作者:周防内侍 歌の原文・読み 【原文】 春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなく立たむ 名こそをしけれ 【読み】 はるのよの ゆめばかりなる てまくらに かいなくたたん なこそおしけれ 歌の意味・現代語訳 春の野の夢のように、少しの時間…

『もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし』意味

歌番号:066 歌の作者:前大僧正行尊 歌の原文・読み 【原文】 もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし 【読み】 もろともに あわれとおもえ やまざくら はなよりほかに しるひともなし 歌の意味・現代語訳 山桜よ、私があなたを愛しむよう…

『恨みわび ほさぬ袖だに あるものを 恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ』意味

歌番号:065 歌の作者:相模 歌の原文・読み 【原文】 恨みわび ほさぬ袖だに あるものを 恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ 【読み】 うらみわび ほさぬそでだに あるものを こいにくちなん なこそおしけれ 歌の意味・現代語訳 あなたの冷たさを憎み、拭う涙で乾…

『朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに あらはれわたる 瀬々の網代木』意味

歌番号:064 歌の作者:権中納言貞頼 歌の原文・読み 【原文】 朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに あらはれわたる 瀬々の網代木 【読み】 あさぼらけ うじのかわぎり たえだえに あらわれわたる せぜのあじろぎ 歌の意味・現代語訳 ほのぼのと夜があけるころ、…

『今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを 人づてならで いふよしもがな』意味

歌番号:063 歌の作者:左京大夫道雅 歌の原文・読み 【原文】 今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを 人づてならで いふよしもがな 【読み】 いまはただ おもいたえなん とばかりを ひとづてならで いうよしもがな 歌の意味・現代語訳 今はもうあなたの事をきっ…

『夜をこめて 鳥の空音は はかるとも よに逢坂の 関はゆるさじ』意味

歌番号:062 歌の作者:清少納言 歌の原文・読み 【原文】 夜をこめて 鳥の空音は はかるとも よに逢坂の 関はゆるさじ 【読み】 よるをこめて とりのそらねは はかるとも よにおおさかの せきはゆるさじ 歌の意味・現代語訳 夜が明けないううちに鶏の鳴き声…

『いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に にほひぬるかな』意味

歌番号:061 歌の作者:伊勢大輔 歌の原文・読み 【原文】 いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に にほひぬるかな 【読み】 いにしえの ならのみやこの やえざくら きょうここのえに においぬるかな 歌の意味・現代語訳 昔、奈良の都で咲いていた八重桜が…

『大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみも見ず 天の橋立』意味

歌番号:060 歌の作者:小式部内侍 歌の原文・読み 【原文】 大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみも見ず 天の橋立 【読み】 おおえやま いくののみちの とおければ まだふみもみず あまのはしだて 歌の意味・現代語訳 大江山を超えて、幾野の方までいくの…

『やすらはで 寝なましものを 小夜更けて かたぶくまでの 月を見しかな』意味

歌番号:059 歌の作者:赤染衛門 歌の原文・読み 【原文】 やすらはで 寝なましものを 小夜更けて かたぶくまでの 月を見しかな 【読み】 やすらわで ねなましものを さよふけて かたぶくまでの つきをみしかな 歌の意味・現代語訳 あなたがこないとわかって…

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